2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

閑話休題:青野氏の疑問に答える

青野氏も少しは反省したようでRTでこの問題を感覚が合う、合わないの問題であるという理解に転換してきたように見えます。そうですね、規範的な問題の正しい誤っているには、基準がないので、好きor嫌い、合うor合わない、の方が誤解がなく、いいと思います…

進歩主義はなぜいけないか?(1)

さて、ジェンダーフリー社会を目指す方、その他、改革を目指す方は、私が進歩主義はいけないと言っていることにピンと来ていないと思います。「性差に関わらず、自由に平等に生きられるのがいいに決まってる!」「LGBTの権利について、日本は遅れている!」…

姓の定義について

これも、選択的夫婦別姓推進派がずっと答えない論点です。というか、「選択的夫婦別姓」制度を提唱する以上は、自分たちの提案する「姓」とは何なのかを明確にするのは、検討の入口です。それがなければ、何を検討するのか分かりませんから。 同姓であろうが…

田島陽子教授について

選択的夫婦別姓推進派には論理のすり替え、飛躍を多用される方々が多い中で、最も論理趣旨一貫しており、対話が成立するのが田島陽子教授です。教授はきちんと選択的夫婦別姓の目指すジェンダーフリー社会を明確にし、選択的夫婦別姓制度が目標に対して手段…

ジェンダーフリー社会について

もう選択的夫婦別姓推進派の本丸はジェンダーフリー社会の実現なのだということをはっきりさせて欲しいのです。ジェンダーフリー社会の橋頭堡だから、選択的夫婦別姓の砦を落とすことに執着するわけですし、反対派は守る必要を感じるわけです。それがなけれ…

倫理、価値観の強制か

私がTwitterで結婚や愛の思想や倫理を説くと、価値観の押し付けだという反発が来ます。もちろん、価値観に賛同しようが、反対しようが、自由なので、押し付けではありません。個人の意見です。 ただ、強制ではないですが、結婚制度は国家が特定の価値観を推…

改姓の不便の問題

選択的夫婦別姓推進派の議論の進め方で大いに問題なのは、プラグマティズムとフェミ二ズムの使い分けです。国民の理解を得ようとする時は、現に困っている人の手続き的な話を前面に出して、「それは助けてあげなければ」と丸めこもうとします。しかし、職場…

個人の自由という論拠

選択的夫婦別姓推進派の最大の論拠は、他人が夫婦別姓を選択したからと言って、何の迷惑があるんだ、単なるイジワルだろうというものです。 当たり前のことですが、結婚制度は私的なものではなく、家族のあり方という国の根幹に関わる公的な制度です。そして…

女性差別という批判

選択的夫婦別姓反対派は女性差別主義者だという批判があります。大前提からスタートすると、同姓は男女対称な制度であって、制度的に男女差別はありません。次に慣習的に女性が改姓することが多いとしても、法律上許された自由を行使した結果について、気に…

多様性無視という藁人形攻撃

まず、選択的夫婦別姓反対派は現時点で反対というだけで、議論すればいいと考えていますし、アタマから反対なわけでもありません。もっとしっかりと、現代における家族のあり方、性倫理、親や社会の育児への関わりなどを検討した上でないと、単なる放逸、退…

伝統、復古主義という藁人形攻撃

サイボウズ青野氏が、藁人形の選択的夫婦別姓反対派を創作して、漫画的に愚かな反対論を主張させ、叩いて、悦に入ってます。選択的夫婦別姓制度には日本国民の30%以上が反対と言われていますが、彼の言うような愚かな理由で反対するわけがありません。彼は自…