女に生まれたら改姓したか?

  時々、選択的夫婦別姓推進派から聞かれる質問ですが、瞬殺です。大喜びで改姓したに決まっています。改姓だけでなく、ファッションでもメイクでも、女に生まれたら、全力で女を楽しみ、女としての評価を得られる生き方をしたでしょう。何か不満でも?

   こんなのは、日本人に生まれたとか、人間に生まれたとか、哺乳類に生まれたのと同じで、哺乳類でなく、両生類に生まれたらどうだったとか、哺乳類だから両生類より組織が複雑で怪我が治りにくいなんて不満は持たないものです。

   もちろん、男には改姓なんかより遥かに厳しい男の文化的規律があります。世の大人しく体が弱い、あるいは偏差値の低い男の子は日々、両親や世間から「男なんだからしっかりしろ」というプレッシャーを受けています。選択的夫婦別姓推進のジェンダーフリーの方々は、男に向けられる性差別も批判し、「男だからしっかりしろ」という文化もけしからんというでしょう。

  しかし、ジェンダーフリーの方々や国がいかに男性差別をなくそうとしても、絶対に弱い男が救われることはありません。男の子にしっかりしろという両親や周りは親心、古臭い男の役割を押し付けるなというジェンダーフリーの方々は無責任です。

   弱い男の子が弱いまま大人になれば、女と違って売る体もなければ、永久就職もできない。引きこもりかホームレスになり、性交・子作りのチャンスも得られません。自然界の法則です。ジェンダーフリーの方々がどんなに怒ろうとも、「かわいい男の子」の歓心を買うためにプレゼントやプロポーズして一生面倒見てくれる女性は極めてレアです。

  中にはいわゆる髪結いの亭主、紐という男性もいますが、うまく行っているケースは多くありません。性器の形から分かるように、男が求め、女が受け入れる形になっているため、ダンスもキスも性交も結婚も男が主導権を取らないとならないのです。これは時には男にも重荷なのですが、自然の理であり、この理に反する入婿や男の改姓はなかなかうまくいかないように思われます。